【冬があるから春がある】
寒くなって独活が冬眠に入るのを今か今かと待っていましたが、もうこれ以上待てない!!
ということで、独活(うど)の株を畑から掘り起こしています。
掘り起こした株は小屋の中に敷き詰めて置いていきます。
その上に干し草と藁を七層にミルフィーユ状に置き、水をかけ、発酵をさせ、熱を起こすことで、独活に春だと勘違いさせるのが三島独活の伝統農法なのですが、、
暖かすぎて、もう独活の芽が開き始めてる!!
あかんあかーん、
まだ春ちゃうよー。冬だよー。
独活は冬が来るから春を認識します。
冬眠するから、伸びるのです。
昨年はちゃんと冬眠をしてくれなかったので、独活の伸びが悪く、不作となりました。
今年も、独活にとっては試練の気候になりそうです。
三島独活農家になり、つくづく感じます。
人も同じだと。
苦しい時、休眠する時がないと、芽は出ないし、太くならない。
就農2年目の繁忙期がいよいよスタートしました。
決して順調なことばかりではないし、悩みは尽きないけれど、大きく羽ばたくためには大切なプロセスだと信じ、今シーズンも全力で駆け抜けます!!
(2016. 12. 28)