【 学校給食というステージ 】

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農家 山形県東置賜郡

全孤高のフレンドの皆様、超こんにちは!
愛とパワーを与える百姓若旦那、中川吉右衛門です。

『学校給食の日』

ってご存知ですか?

そう聞かれてもきっと知らないと思います笑

この取り組みは、地元小学校の給食の時間にお呼ばれして、小学校のガキンチョと一緒に給食を食べるだけなんですね。
なんのことはない笑

でもね、これがまた最高に愉しいんです。

ここに招待されるのは、1年間一緒に食農教育として小学校の畑の作物の栽培に取り組んできた、農業青年部のメンバーと、この給食に使われる食材を生産し、納入している地元の農家さんです。

毎年、この時期にお呼ばれするんですが、これがまた毎年新しい発見があり、僕の方が子供達に学びを得る方が多いんです。

僕は子供がいませんから、小学校に行く機会なんて普通ならないですよ。

でも畑を一緒にやっているというだけで、年に何回か小学校に行く機会がある。
これもそうですね。

そして、ガキンチョというのは、すごいな〜と思うんですが、

僕らのことを全員、

「畑の先生」

と呼ぶんですね。

そして、とにかくよく覚えている!!

僕なんか、すぐ忘れちゃうんですが、あっちは強烈に覚えてくれているんですよね。

そして、多く畑の先生の中でもひときわ目立ち、ひときわ人気があるのが、間違いなく僕です笑

自分で言いますが、これ本当なんです。

僕はとにかく畑では厳しいです。

言葉も、和らげたり、子供に言うような口調で話したり、一切しません。普通に喋ります。

作物で遊んだり、畑でいい加減なことをしていたら怒鳴りつけますし、ああしなさい・こうしなさい、完全に命令形で言います。

たまに先生や他のメンバーにも引かれますから笑

それでも、めっちゃ僕に寄ってくるので、これまたおもろいな〜と思っています。

まぁ、僕がフラットな思考で生きていて、大きな子供みたいなモンだからそうなんでしょう。笑

だからかもしれませんが、とにかく僕のことは覚えてくれている。

名前もちゃんと覚えているガキンチョもたくさんいます。

で、こうした学校給食などの時は、もうすごいですよ笑

クラスに入っていった瞬間のあの歓喜といったらもう!!

まさにスターです笑

これね。本当に大事なことだと僕は思ってるんです。

『ガキンチョにスターのように扱われる百姓』

これ、未来じゃないですか。

ガキンチョは、僕のやっている活動も、栽培の素晴らしさも、な〜〜んもわかりませんよ。

でも、感じるものがあるんですよ。何か。僕から。

それは「愉しさ」と「好奇心」と「かっこよさ」と「尊厳』なんです。

そんなもんです。ガキンチョの判断基準なんて。

僕もその年代を通過してきたからよく分かる。

でも、これが本質です。

それを素直に表に出しているのがガキンチョであって、ガキンチョが感じることは、やっぱり本物なんです。

昨日なんて、軽く告白受けましたからね。女子に♪笑

そうなんです。

僕はガキンチョには男女問わず、めっちゃめちゃモテるんです♫

こういう現象は一体どこから湧いてくるのでしょうか。

これはもうその人の「人間力」以外ないです。

ガキンチョが人生のこの時期に「愉しそうだな」とか「かっこいいな」とか「おもしろいな」とか、思わなかったら、その後の彼らの人生のRASに、「農家」って選択肢が入ると思います??

僕は思わない。

だから、こういう機会も、こういう場所も、僕にとっては農の未来を輝かせる舞台であり、ステージなんです。

それを与えてくれている小学校に感謝しかない。

そのステージがあって、出ませんか?とオファーを受けた時。

自分の人生を愉しんで生きていない大人がそこに行ったって、体面上はそれでオッケーでしょうが、そうではない。

ガキンチョは判断する情報、経験が圧倒的に無いんです。
足りないんです。

だから本質的に、本能的に感じることで判断する。

だから、すぐにバレちゃうんです。

「この人楽しくなさそうだな」とか。

「農家って大変なんだな」とか。

美しくもカッコよくもなかったらどう思いますか?

「農家やると将来ああなるんだなぁ」

って、ガキンチョは思いますよ。単純に。

そう思ったら、どうですか?

「僕、将来農家になる!!」

ってなりますか?

いやいやいや。なりませんよ笑

僕、そう思ってましたもん。

農家やだな〜、かっこよくないし、汚れるし、臭いし・・・

って、思ってましたもん。

でも、あの時。

僕みたいな百姓がいたらどうだったかな?

と、真剣に考えてみたんです。

こんなにクラス中が湧き上がって、集まってきてキャーキャー言われて。
あれ!?僕の大好きなみやびちゃんもなんか楽しそうにしてる!

いいな〜農家!

ってなりましたよ、きっと笑

まぁ、これは単純バカな僕の例かもしれませんが、でも少なからず僕のような奴は必ずいるでしょう。

それが将来百姓になるかもしれないじゃないですか。

そして、僕のところに来るかもしれないじゃないですか。

そしてこういうんですよ。

「中川さん。覚えていますか。僕はあの食農教育で中川さんに出会って、農家になりたいと思いました。そして、中川さんのやっている栽培で僕もやりたいと思うんです!弟子にしてください!」

って。

もう〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!

こりゃたまるか!!!!

ですよ!!

これほど最高な人生ってあるかい!?

だからね。

僕は常に百姓をかっこよくと言っていますし、それを実践していますが、それはかっこつけているとか、そういうしょうーーーーーーーーーもない薄っぺらい上辺だけをやっているわけではないんです。

僕という人間をどこで誰がどう見ているか。
そんなものに囚われていませんが、でも見ているんです。

いつ、何時そういうステージが現れても、突然そういう場面・場所・人・物・事が来てもいいように、毎日の日常を、愉しく美しくかっこよく生きていくと決めて、それをやっているだけです。

それを昨日のガキンチョたちに触れて、さらに強烈に認識しました。

農家を進化させる。

それは毎日真剣に生きる事です。

農家がです。

思考と行動の問題です。

決めてやるだけ。

ただそれだけです。

それを僕がまずはやってみせましょう。

日本の一百姓がどこまでいけるのか?

見ていてください!
そして応援してください。

ちゃお♫

皆様、ガキンチョは未来だ。そのガキンチョに未来を見せるのは俺たちだ!そうだろ?の素敵な1日を!!

(2016.12.9)


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