これからも”農”ふうふ♪

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この記事の書き手
農家 山形県東置賜郡

全国のフレンドの皆様、超おはようございます。
愛とパワーを与える百姓若旦那、中川吉右衛門です。

農業って時折、ブームになりますよね。
なぜか(笑)

まぁ、これは「農業」だからブームになるんであって、僕がいつも言っている「農」はブームにはなりません。

農とは生きることであり、生き様ですから。

吉右衛門さん。
ちょっと、わかるようでわからないんですが・・・・

と、よく言われるので、分かりやすく言うと、

農業=work

農=LIFE

という感じでしょうか。

とうことで、農業は時にブームになる。

とてもくだらないのですが、これを「仕掛けている人がいる」ってことだけは認識しておいてくださいね。

で、ちょっと前は「農ギャル」。

渋谷の109あたりでチャイチャイしているギャルが、農業に目覚めた!

みたいなね(爆笑)

これ、ちょうど僕が秋田の師匠のところに弟子入りしている時のムーブメントだったんです。

しかも!!!
ちょうどその舞台(というか利用された農家たち)は、まさに師匠のいる秋田県大潟村の農家さんだったのです。

なので、その裏話はリアルタイムで散々聞きました。

何のことはない、

「真面目だけどいろんなことに免疫のない農家が渋谷のギャルにとって喰われた」

ってことです。

この話はリアルに面白いし、見る人が見れば怒り心頭になると思いますので、メルマガにでも書こうと思います♪

当時は僕も憤りを感じましたが、今では、

「ギャルもしたたかに生きていやがる。ある意味たいしたもんだ!やっぱり農家がダサいんだな。」

と、思います。

でも、この渋谷の農ギャル出現によって、本気スイッチが入った、当時のガチンコ百姓ギャルがいたんです。

この秋田県大潟村の隣町。
八郎潟という小さな町の、ごくごく普通の農家の娘です。

それが、

「こまちギャル」

こと、今のコマちゃん(カミさん)です。

コマちゃんの家は6代続く農家です。

米と野菜をメインに栽培しています。

この渋谷ギャル農家がムーブメントを起こしている時、コマちゃんは
21か22で、家業である農家を真剣にやっていました。

要するに、百姓していたんです。

若い娘が、派手な(真っ赤でした)ツナギを着て、髪は金髪。
カラコンをして、化粧をして。

ギャルスタイルを貫きながら、一生懸命百姓していたんですね。

それを見た村の人々は、彼女を応援するどころか、批判の対象にしていたそうです。

地元では、浮いた存在となった彼女とその家。

毎日百姓仕事をするも、同い年の百姓仲間はいません。

それでも毎日必死になって、汗まみれ、泥まみれ。

父と母と農家をやっていた。

そんな時!

この渋谷の農ギャルが全国的に脚光を浴びたんです。

その時彼女は、

「ぉぉおおおお!!ついにキターーーーーーー!!!やっぱり私のスタイルは間違ってなかった!」

と、希望の光が見えた気がしたと言います。

で、彼女も渋谷の農ギャルが来る!となれば、会って話をしたくて、村に行ったりしてみたそうですが・・・・

そこで、その裏側と実態を知ります。

渋谷の農ギャルなんて、農仕事はほとんどしませんから。

種まきに来て、田植えに来て、稲刈りに来て。

作業時間なんて、ほんの数時間。

それも、撮影クルーや記者を引き連れて、滞在時間なんて1日いるかいないかで。笑

それを村の人たちにリアルに見聞きしたりしたわけです。

その時ですよ。

そういう「やから」の存在を知ったその時!

彼女の中で、本気スイッチが入りました。

「・・・・・農家なめんなよ・・・」

と。

「お前らがそういうやり方なら、私はガチンコ農ギャルでやってやろうじゃねーか。農家なめんなし!!」

そこから、彼女はアメブロを開始。

「こまちギャルのブログ」として、21歳のリアル農業女子の、日々の思いや、出来事、悩み、苦しみ、楽しい事などなど、彼女独自の文章センスと、感受性で、ストレートに書き綴りました。

それが、多くの人の共感を呼び、あれよあれよという間にアメブロの人気ブログトップ3に常連入りするまでに!!

1日最高15万アクセス。
平均8〜9万アクセスという脅威の人気ブロガーとして、世の中に登場しました。

これの効果は絶大で、コマちゃんは全国版のNHKで特番(20分)を組まれたり、昼の番組に出たり、地元メディアはもちろん、全国からもたくさんの取材、応援。

まさに、

「自分が知らぬ間にかムーブメントを起こしちゃった」

のです。

その辺りからでしょうかね。

「農業女子」というムーブメントになっていったんじゃないかと僕は思います。

どうですか?

ちょうど5・6年前からでしょ?「農業女子」とかなんとかのムーブメントは笑

かっこいいでしょ♪コマちゃん笑

でね。

その農業女子も、もはや聞き慣れすぎるのと、いまいち何が何だかわからないので、ブームは去っていますが、冒頭でも入っているように、農がブームになること自体がくだらないんです。
しょーーーーーもないんですよ。

そうではなく、農は生き様ですから、ブームなんて作らなくてもいいし、仕掛けなくてもいい。

農の王道のど真ん中をまっすぐ歩いている。

この生き様こそが人の魂を揺さぶるんでしょ。

感覚に訴えるんでしょ。

それが勇気と元気と愛を与えるんでしょ。

だからね。

ただ「王道ど真ん中」を思いっきり愉しむことが、これからの百姓の生き様です。

フォトグラファーえむさんの撮ったこの写真。

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これに全て現れているでしょ♪

そう思わないかぃ?

ちゃお♪

皆様、農は生き様だ。農は芸術だ。農はクリエイティブな最高の遊びだ。
そして農は・・・・・・・愛だ!の素敵な1日を!

 

(2016.10.28)

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