TPPについて語ろう

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この記事の書き手
農家 山形県東置賜郡

全国のフレンドの皆様、超おはようございます。

愛とパワーを与える百姓、中川吉右衛門です。

「TPPの件について、中川さんのような方のご意見などをお聞きしたいのですが、取材させていただいてよろしいですか?」

と、電話があったのは、五日前のことでした。

共同通信社の記者である彼は、お田植え祭の時に僕を知り、お田植えの取材に来た方。

僕は基本ウェルカムなので、2秒で

「いいですよ!」

と。

ただし、夜限定です(笑)

昼は農仕事がありますからね。
こうした記者の取材を受けるメリットって、

「中川吉右衛門の考え方や、やっている農や活動が広がる」

ということでは無いんです。
それは1ミリも思っていない。

それは、副産物みたいなものです。

なので、どこのどんな人が見てどんな考えや思いを持つか?

なんてのは、僕の考えることじゃ無い。

それはもう、とっくのとうに僕の手を離れている話ですから。
僕の言葉でも無いし、リアルな活字でも声でも無いのですからね。

なので、僕がこうした取材を受けて一番享受できるメリットというのは、

「自分の想いや考えが記者の質問に対するアウトプットにより、より明確になり、まとまる」

ということです。

そして、こうして取材に来る記者というのは、ある程度自分の思う方向に言葉や話を流れとして持って行くスキルを持っています。

簡単に言うと、自然な流れでの誘導尋問みなたいなもの。
なので、質問する中身や会話の節々から、

「ああ、この人こう言うことを聞きたいんだな。」

とか、

「こう言う言葉を欲しているな」

とか。

そういうのが、わかっちゃうんですよね。

で。

昨日来たこの方は、

「TPPについての中川さんの見解と意見は?」

というものでした。
ズバリ言います。

僕は、

「TPPは気づきである」

という観点から、必要な魔物だと考えています。

まさに、江戸末期に黒船が浦賀に来た時のように。

今更、TPPの中身については割愛しますし、僕も基本的には反対です。

でも、これをただただ、「反対反対!」と言っていることに何の意味があるのか?

中身を吟味し、不安モチベーションを煽り、恐怖と迷いを抱かせることに、どんな意味があるのか?
僕にはナーーーーーーーーンも面白いことはない。

ようは、「愉しくない」のですよ。

そんなもん。

そうではなく、このTPPのような巨大な力と向き合ったとき。

「じゃあ、自分はどうするのか?自分はどう生きるのか?」

ということを、今より

もっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっと!

真剣に考えることに繋げたほうがいいじゃないですか。

そして考えるだけではどうにもなりませんから、それを行動に移していかないと。
僕は昨日このかたに色々質問されて気がついたんですが、TPPに対して1ミリの不安も恐怖も迷いもまったくない自分がいたんですよね。

何も考えてないということではないんです。

「だからどーした。それが何か?」

って感じですね。
これはね。自信があるとかないとかじゃないんです。

そもそも「自信」なんてもの自体が無いので。

僕がこうして何の迷いもなく、恐れも無い本質は何か?

といえば、これはもう間違いなく、あなたです。

あなたがいるからです。

僕は、

「自分の信じることを信じる人と」

今、あらゆることをやり、生きているからです。

それは、お米を作り、それを買ってくれることもそうですし、野菜を作り、買ってくれることもそうです。

古民家でいろんなことを企画し、運営し、遊びつくしこともそうですし、シークレットで突然押しかけて稲刈りしてくることもそうです。

トークライブで、全国に僕を呼んでくれることもそうですし、農FUTURE !で、多くの人を巻き込んで、イベントすることもそう。

とにかく、人生の全てです。

誤解なきように言っておきます。

僕は、

「自分の提供するものを必要とする人」

と、何かをやっているわけではないんですよね。

それは外側の話です。
機能価値です。

言うなれば、「無肥料・無農薬」のお米と野菜を提供する人。俺。

それを必要としてくれる人。あなた。

もちろん、そういう人もとても大事な存在です。

が、その場所でずっと僕が生きていれば、常に不安と迷いがつきまとうでしょう。

僕よりあいつの方が、いいお米、いい野菜を作っているかもしれない・・・

僕より、長く自然栽培をやっているしなぁ・・

僕よりあいつの方が知識も技術もあるし・・・

と。

そうではないんです。

僕は理念と信念で動いているので。

夢にこそ感情を揺さぶられるので。

「嘘のない農と食で世界を変える」

これが僕の信念であり理念。
そして自然栽培の農が。
嘘のない健やかな食が。
自然栽培的考え方や生き方が。

選択肢の一つとして、当たり前にある世の中なれば、世界を変えることになると信じているからです。

それを信じている仲間と一緒に、自分の人生を愉しんでいる。

ここに、「TPP」がどうたらこうたら、なんて、1ミリも入り込む余地はないんです。

ですので、

「TPPは気づきである」

自分の人生。自分の生き方を思いっきり真剣に考えるには、これほど有効なものはない。

そして、それをこむづかしく考え、理屈をこねくり回し、セミナーに行って、知識を得て、また動けなくなるなんて面倒なことはやめましょう。

簡単なことです。

「自分がどう生きるか」

それしかない。

僕の仲間は、それを真剣に考えて、それを超絶愉しむ人たちばかりだと、僕は知っています。

もちろん、あなたもですよね♫

ちゃお♫

皆様、TPPが来ても、黒船が来ても愉しみましょう。
10年後にはいい最高に愉しめるネタになる!!

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(2016.10.18)


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