“F1種”は、人間都合で生命を終わらせてはいないか?

in 中部/愛知/生産の哲学
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農家 愛知県豊田市

夏に仕込んだ育苗土の具合を見るため、園芸店で苗を購入し、移植します。

ほぼ無臭なんですが、虫が寄ってくるので若干まだ早いです。(13日で2カ月なので目安まであとちょっと)

準備は余裕を持ってですね。次への糧に!

この苗はプチヴェール(非結球芽キャベツ)と芽キャベツです。

どちらもF1種です。

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ここでF1種について少し触れたい。

メンデルの法則(…難しくないですよ!!!)によると

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交配すると1代目(F1)は「優性形質」(親のいいとこどり)の子供が産まれてくるのですが、2代目(F2)は、おじいちゃん、おばちゃんと同じ形質の子供が混ざって産まれてくる。

F1種を固定種にすること(Aaだけを産むようにすること)は可能ですが8年から10年かかるそうです。

今は技術により、雄性不稔(男性原因の不妊症)の遺伝子を種に入れているので花粉を作れず種ができません。(母系遺伝なのでF0の母親が雄性不稔の遺伝子を持っている。)

つまりF1種の生命はそこで終わる。

(私たち人間は未来に子孫を残していきたいと本能で思う。それは植物だって同じです。)

生命をつなぐことは大切なことです。人間の都合で終らせてはいけません。

(2016.10.4)


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