人が住んでる、営みのある阿蘇が目指す未来

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農家 熊本県阿蘇郡南阿蘇村

震災後はじめて、被害の写真を投稿します。
昨日は環境省による「国立公園阿蘇みらい創造懇談会」の第一回目でした。創造的復興を目指すための会議で、委員は県の方や大学の教授など7名。通行規制されている場所に連れて行って頂いたので、皆さんにも見て頂くため、載せることにしました。

ボコボコになった道路や削れた山肌。阿蘇は国立公園であると同時にジオパークなので、不謹慎かもしれませんが「まさに地球の営みを感じるジオパークになりましたね」という意見に納得してしまいました。世界でも珍しい、「人が住んでいる国立公園」でもあるため、火山などの災害と共に生きてきた先人の知恵や環境の変化を、地理情報システムやドローン撮影などにより、しっかり記録していく重要性も語られました。

人が住んでる、つまり営みがある、という意味で、農業と観光業の今後について、数々の具体的な提言が出ました。私からは阿蘇の豊富な資源を活かした再生可能なエネルギーを今こそ増やして「エネルギーの地産地消」を実践し、それを視察観光の資源にしたいこと(もちろん温暖化防止にもなる)、阿蘇で育つ子供たちが阿蘇を好きになるためにはしっかりと遊ぶ時間が必要なので、詰め込みに偏らない創造的教育を、などの提言に加え、地盤が弱いところで計画されている立野ダムは、阿蘇の創造的未来のためも計画見直しをするべきだと思うことをお伝えして来ました。

17日まで追加意見を出せますので、阿蘇をこんな地域にしたい、こんな夢がある、などの具体的なご意見がある方は、私にご連絡ください。せっかく委員に選んで頂いたので、私を通じて多くの方の意見を国に上げられれば、と思います。真剣な会議をしている部屋で、リサがハイハイしながら委員さんたちにちょっかい出しに行ったり、アーアーと「青年の主張」をしていたのが可笑しかったです。子連れ会議が許される今の時代に感謝。

(2016,6,14)


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農家 熊本県阿蘇郡南阿蘇村